つるやんの適当ブログ

志は高く、夢は大きく、腰は低く、いつもエレガントに。そんな素敵な生き方を目指して毎日なんとかやってます

大人になってから真に理解できるアニメ?「宇宙船サジタリウス」の紹介

もども!
つるやんです。
子どもの頃に観たアニメで
面白いは面白いんだけど
意外にも製作者の真意というか
意図を捉えきれてないものがあります。
それを如実に感じるのは
この作品
宇宙船サジタリウスOP.jpg
当時、つるやんは5,6歳くらいで実のところ
ほとんど記憶がありません。
記憶に残っていることといえば
アニメ名曲と名高い
「スターダスト・ボーイズ」くらいですかね。
この曲のおかげで作品名を覚えている
くらいで今、観返してみて時代背景を
思い起こすことができました。

 

1.宇宙船サジタリウスとは

1986年1月10日から1987年10月3日まで
テレビ朝日系列で全77話が放送された
日本アニメーション制作の
日本のオリジナルSFアニメ
零細企業で宇宙貨物輸送船のパイロットと
して働く平庸な中年サラリーマン達が、
様々な星で騒動に巻き込まれる
ストーリーを複数話完結の
オムニバス形式で描いた作品。


登場人物は全て
獣人のような
キャラクターデザインである。


トッピーとラナは宇宙輸送の
零細企業・宇宙便利舎のサラリーマンで
中古貨物宇宙船サジタリウス号
パイロット。

月面基地のトイレ修理の仕事を終え、
ひと月ぶりで地球に戻ると、
社長から次の仕事を言い渡された。


依頼主は宇宙考古学研究所の
研究員のジラフ。
危険なベガ第3星に、調査のために
単身で旅立った研究所の先輩で
恋人のアン教授を連れ戻して
欲しいという内容だ。


トッピーとラナは家族との
再会もつかの間、休む暇もなく
ジラフと共にサジタリウス号で
一路ベガ第3星に向かう。

ベガ第3星では不思議な異星人にして
吟遊詩人のシビップを仲間に加え、
スリルと笑いと涙に満ちあふれた
冒険記が始まる。

(wikiより抜粋)



…ポイントは、
平庸な中年サラリーマンです。
当時の時代背景を考えると、生活のために
頑張るおじさんたちを彷彿とさせます。

2.名曲「スターダスト・ボーイズ」

作詞:阿久悠
びっくりしたのが、あの阿久悠さんが
アニメの歌詞を担当されていたんですね!
子どもの頃は「かっこいい曲だな~」と
思っていたくらいでそこまで
意識していませんでした。
歌詞抜粋:
「だからと云って駄目じゃない
駄目じゃない
スターダスト ボーイズ 駄目じゃない」
「星屑の俺たち
結構いいとこあるんだぜ
スターダスト ボーイズ」
まさに中年のためにあるような
キャッチーな歌詞ですね。
しかし、鈴木キサブローさん
カッコいい曲調がそんな切なさを
カッコいい中年にしてくれています。
そして歌い手は今や
JAM PROJECTのボーカルである
影山ヒロノブさんです!
まさに名曲になるのが必然という
豪華な制作陣ですね!

3.魅力的なキャラクターたち

オムニバス形式ということで
いろんなキャラクターがその話の主役に
なってくれます。
トッピー
[DVD] 宇宙船サジタリウス 第01話 「消えた美人教授を追え!」 (512x384 DivX502).avi_snapshot_01.50_[2018.08.15_19.01.05].jpg
正義感と責任感が強い性格で
サジタリウス号のリーダーとして
皆をまとめる。
犬をモチーフにしたデザインで
年齢は30代で妻のピートと、
第1話で産まれた娘のリブがいる。

やや理想主義的な性格で、
現実的かつ利己主義な考えのラナとは
しばしば衝突もするが、
自分が苦境に陥っても
他人を見捨てる事が出来ない
優しさを持つ。
彼は総合としての主人公ですが、
いいツッコミ役でよく見ると
他のみんなのいいところを
引き出してくれているんですね。
奥さん思い、娘思いで
こんなお父さんになれたら
いいなぁと思いますね。
ラナ
[DVD] 宇宙船サジタリウス 第01話 「消えた美人教授を追え!」 (512x384 DivX502).avi_snapshot_06.38_[2018.08.15_19.02.58].jpg
トッピーの相方でサジタリウス号の
パイロット。
カエルをモチーフにしたデザインで
年齢は40代。

トッピーとは宇宙便利舎時代からの相棒。


大阪弁を使い大好物はラザニア。
家族は妻のナラと七人の子供。
現実主義かつ利己主義な性格で
危険な場面では真っ先に逃げ出すが

その根底には自分が家族の生活を
支えねばという子沢山の父親としての
責任があり、決して冷血漢と
言う訳ではない。
個人的にはこのラナが好きでした。
自分に正直というか、
欲望に忠実というか
スゴく人間味があるので一番に
共感することができました。
ジラフ
ジラフ.jpg
サジタリウス号のクルーで主に調査担当。
キリンをモチーフにしたデザインで
年齢は20代。
元々は宇宙考古学研究所の研究員で、
先輩のアン教授を探すために
宇宙便利舎に探索を依頼したが、
ベガ第3星からの帰還後は研究所から
解雇されたため、トッピーの立ち上げた
新宇宙便利舎に再就職した。
インテリで考古学のみならず、
物理学や化学、生物学など
幅広い知識を持つが、
ひどい運動音痴で体育の成績は
小学2年の時の「2」が最高。
性格は人一倍臆病で優柔不断。
インテリひ弱キャラの
テンプレみたいな男です(笑)
彼のせい(おかげ?)で様々なことに
巻き込まれて行く
ドタバタ劇は見ものです。
シビップ


シビップ.jpg
サジタリウス号の通訳担当。
サボテンに似た外見をしたベガ第3星
ライララ村出身の異星人で
宇宙の吟遊詩人」。
愛用の琵琶を常に携帯し、
弾き語りでの歌声は、
「当たり前すぎて忘れがちな大切な事」
思い出させて聴く人々の心を打ち、
トッピーたちの危機を何度も救っている。
謎キャラ枠ですが、しかし物語には
結構絡んでくるキーマンであるという
欠かせない重要なポジションの
キャラクターですね。

 

4.作品から学べることとは

サラリーマンの現実というか
大人の苦労を学べますね。
時には家族のために仲間を
裏切ることもある。
時には愛する人のために
見境なく行動する。
見た目は動物だったり
植物だったりしますが
姿が人間じゃないからこそ好感を
持てたり、愛着を感じるものです。
「スターダスト・ボーイズ」の歌詞に
あるような駄目に見えても決して
「駄目じゃない」という
強いメッセージを感じました。

5.視聴してみる価値

1980年代ということで確かに
映像は今に比べて画質も悪く
チャチに映るかもしれません。
しかし、よく練られたストーリーや
素晴らしい楽曲、今では
豪華な声優陣など視聴して見る
価値は十二分にあります!
1980年代は高度経済成長のあとの
安定期ということもあり、アニメも
予算が潤沢だったので割と動きも
なめらかだったというのも注目です。
次回からはこの作品を少しづつ
読み解いて、もとい観解いてみたいと
思います!